01|この章で学ぶこと
📚 ICTを使って、自分らしい学びや表現を広げよう!
パソコンやタブレットを使うと、学び方や表現のしかたが、もっと自由でいろいろなものになっていくよ。
たとえば、調べたことをスライドにまとめたり、動画で発表したり、インタビューしたことを記事にしたり── ICTがあることで、自分のアイデアを「かたち」にしやすくなるんだ。
この章では、自分に合った学び方を見つけたり、チームで協力して取り組む方法、作品として表現するおもしろさについて学んでいくよ。
「どうすれば伝わるかな?」「どんなツールが使えるかな?」と考えながら、自分らしい学びを広げていこう!
02|自分に合うICT活用とは?
🧠 自分に合ったツールを見つけて、学びやすくしよう
人によって「わかりやすい」と感じる学び方はちがうよね。ノートに書くのが合っている人もいれば、動画で見たほうが理解しやすい人もいる。
ICTを使えば、自分に合ったやり方を選びやすくなるんだ。
たとえば、本を読むのが苦手な人は音声で聞いたり、頭の中を整理するのが苦手な人は図を使ってまとめたり。
ツールをうまく使えば、もっと自分らしく、学びを進められるよ。

🟦 学びに役立つICTの例
ICTには、いろんな学びの形をサポートするツールがあります。
- スライド作成ツール(例:Googleスライド、PowerPoint)
- 動画学習アプリ(例:YouTube、NHK for School)
- 調べものに役立つ検索エンジンや辞書アプリ
- アイデアをまとめるツール(例:マインドマップ、ふせんアプリ)
チェックポイント
- ✅ どんなときにICTを使うと学びやすくなる?
- ✅ 自分が使いやすいツールやアプリを知っている?
- ✅ 「わかったつもり」を防ぐために、ICTでまとめや振り返りができている?
💬 ちょっと考えてみよう!
自分にとって「わかりやすい」「覚えやすい」方法って、どんなやり方かな?
ICTを使えば、いろんな工夫ができるよ。
今日の勉強に「新しいツール」をひとつ取り入れてみるとしたら、どれにする?
03|チームで取り組むICT活動
🧑🤝🧑 皆で協力して、ひとつの作品をつくろう
ICTは、ひとりで使うだけじゃなくて、皆で力を合わせて使うと、もっと大きなことができるんだ。
たとえば、グループで発表用のスライドを作ったり、動画を編集したり、調べた内容を分けてまとめたり・・。
学校の授業でも、プロジェクトにチャレンジするチャンスはたくさんあるよ。
そんなときに大切なのが、「チームワーク」と「役割分担」。おたがいの得意なことを生かして、協力しながら進めていこう!

🟦 ICTを使ったチーム活動とは?
ICTを使うと、遠くにいる友達とも話し合えたり、同じ資料を同時に編集できたりします。
でも、ただ分けるだけではうまくいかないことも。誰が何をするか、どうやって助け合うかを考えることがポイントです。
うまく協力するためのポイント
- 🤝 役割をきちんと分けておく(例:調べる人、まとめる人、発表する人)
- 💬 こまめに話し合って、進み具合を確認する
- 📁 クラウドなどで、データを共有するようにする
- 📝 やることリストやスケジュールを皆で確認する
💬 ちょっと考えてみよう!
もしチームで活動するとき、自分はどんな役割が向いていると思う?
協力してなにかを作るとき、どんな工夫をすれば、皆が気持ちよく参加できるかな?
04|作品で伝える!自分の考え
🖼️ ICTを使って、アイデアを「見えるかたち」にしよう
「こんなことを伝えたい」「こんなふうに考えたよ」
そんな気持ちやアイデアを、ICTの力でかたちにすることができるよ。
たとえば、ポスターやスライド、動画、情報発信用のウェブページなど、自分の考えを伝える方法はいろいろある。
どんな形にすれば、より伝わりやすくなるかな?大切なのは、「相手に伝える工夫」をすること。見る人のことを思いながら、自分らしい表現にチャレンジしてみよう!

🟦 ICTは「伝える道具」にもなるんだ
自分の気持ちや考えを伝える方法は、いろいろあるよね。
ICTを使えば、文字だけじゃなくて、画像や音声、動画なんかも組み合わせて表現できるから、もっとわかりやすくて、見た人の心にのこる作品にできるんだ。
表現のときに大切なこと
- 🎯「だれに」「なにを」伝えたいかを考える
- 🖼️ 見た目(デザイン)を工夫する
- 🗣️ 声やナレーションをつけると、もっと伝わりやすくなる
- 🎬 伝え方はひとつじゃない!画像、動画、文章、いろいろ組み合わせよう
💬 ちょっと考えてみよう!
もし「まちの良いところ」を紹介する作品をつくるとしたら、どんな方法で伝える?
写真や図を入れて、スライドで紹介する?それとも動画?
「見た人がわかりやすいかどうか」を考えることが、表現のコツなんだ。
05|コラム
ICTで表現するっておもしろい!

「言葉にできない気持ち」を伝えたいとき、どうする?
たとえば、「友だちとすごく楽しかった日」や「びっくりした体験」、「こうなったらいいなって思う未来」
それを文字だけで伝えるのって、ちょっとむずかしいよね。でも、もし写真や音、絵や動画を使えたら?
にっこり笑う顔や、ドキドキする音楽、ワクワクするイラスト。ICTを使うと、そんな「気持ち」まで伝えることができるんだ。
学校の発表でも、ポスターやスライドに工夫があると、「わぁ、わかりやすい!」って思ってもらえるよね。
それはただ情報をならべるだけじゃなく、「どうやったら伝わるかな?」と考えてつくったから。
表現って、じつはとてもクリエイティブなもの。
正解はひとつじゃない。だからこそ、自分だけの伝え方を見つけるのが楽しいんだ。
「こんなことを伝えたいな」って思ったとき、ちょっとだけICTの力を借りて、かたちにしてみよう。きっと、だれかに届く「伝え方」が見つかるよ。
06|この章のポイント
🎯 ICTを使って、学び方や表現の幅を広げよう!
ICTは、「分かる」「伝える」「繋がる」ための力をサポートしてくれるツールです。自分に合った使い方を見つけて、チームや友達と協力しながら、より深い学びや発表につなげていこう!
ICTは、自分の学び方に合わせて使い方を工夫できるツール |
チームで話し合ったり、役割分担を決めたりすることで、協力して取り組む力が育つ |
表やグラフ、スライド、動画など、さまざまな形で「伝える力」を高めることができる |
ICTを使った表現には「正解」はひとつじゃない!自由に、自分らしく工夫してOK |
学びや表現に「どう使ったらもっと伝わる?」という視点をもつと、ICTの力がより生きてくる |
07|ミニクイズ
〇 理解度チェック!
Q1. ICTを使って学ぶときに大切なのはどれ?
Q2. チームでICTを使って取り組むときに大切なことは?
Q3. 自分の考えを伝えるとき、ICTでできることはどれ?
Q4. ICTでチーム活動を進めるときにやってはいけないことは?
Q5. 表やグラフなどを使って伝えると、どんな良いことがある?