01|この章で学ぶこと
🔍 「ほんとうの情報」って、どうやって見わける?
インターネットには、たくさんの情報がのっています。
ニュース、動画、SNSの投稿、AIが書いた記事など、いろんな形でわたしたちに届いてくるよね
でも、その中には、「まちがった情報」「わざとウソをひろめるもの」「だれが作ったかわからない記事」もあるんだ。
この章で身につけたい力は…
- 🌟 情報がほんとうかどうかを見ぬく力
- 🌟 AIなどが作った情報のあやしさに気づく力
- 🌟 自分が伝えるときにまちがった情報を広げない力
どの情報を信じて、どんな行動をするかは、自分で判断する時代。
正しく読みとる力が、きみの未来を守るカギになるよ!
02|フェイクニュースを見ぬく目
📰 「ウソの情報」って、どう見わけるの?
ニュースやSNSで、びっくりするような話を見たことはない?
「〇〇が学校に出た!」とか「このボタンを押すとスマホがこわれる!」みたいな話──
それ、もしかしたらフェイクニュースかもしれないよ。

❗ フェイクニュースってなに?
フェイクニュースとは、
➡️ 本当のように見えるけど、ウソだったり、まちがっている情報のこと。
人をだましたり、こまらせたりする目的でわざと作られることもあるんだ。
👀 フェイクニュースを見わけるポイント
- 📅 日付や発信者をチェック!
いつ書かれた?だれが書いた?信じられる人? - 🧠 「ほんとうかな?」と立ち止まるクセ
びっくりした話や、気になるうわさほど、「うのみにしない」ことが大事。 - 🔎 ほかの情報とくらべてみる
別のニュースサイトや公式の発表とくらべて、同じことが書かれているかチェックしよう。
インターネットには、たくさんの情報があるぶん、まちがった情報もうもれている。
だからこそ、「これはほんとうかな?」と立ち止まって考える力が、とても大切なんだ。
💬 ちょっと考えてみよう!
もし、きみがウソの情報をそのまま広めてしまったら…? だれかがこまったり、こわい思いをするかもしれないね。
情報を見わける力は、人をまもる力にもなるんだよ。
03|AIで作られた情報に注意!
🤖 ほんとうに人が書いたの?AIかも!
最近では、AI(人工知能)が文章や絵をつくることがふえてきたよ。
ニュース記事や、しらべ物のまとめ、イラスト、音楽まで…パッと見ただけでは、「人がつくったのか、AIがつくったのか」わからないこともあるんだ。

🧠 どうしてAIの情報に気をつけるの?
AIが作ったものはとても上手だけど、こんな心配もあるよ
- 📌まちがった内容をそれっぽく書いてしまうことがある
- 📌だれが書いたかがわからないので、うらづけがむずかしい
- 📌ほんとうらしく見えるので、すぐに信じてしまいがち
たとえば、AIが「〇〇って病気にきくんだって!」と書いた記事を見て、それを信じて、まちがった行動をとってしまったら…?
だからこそ、「この情報、AIが書いたものかも?」と気づくことが大切なんだ。
🕵️♀️ どうやって見わけるの?
- 📌書いている人の名前や肩書きがない
- 📌どこからの情報か書かれていない
- 📌似たような言いまわしが何度も出てくる
- 📌なんだか「正しすぎて、ふつうっぽくない」文章
そんなときは、「AIがつくったのかも?」と考えてみてね。
💬 ちょっと考えてみよう!
AIがつくった情報がぜんぶ悪いわけじゃないよ。
でも、「これはほんとう?」と考える力は、これからもっと必要になってくる。
情報にふりまわされない人になるために、見わける目を育てていこう!
04|情報を正しく伝えるには?
📢 「ひろめる」前に、気をつけたいこと
SNSやメッセージアプリで、だれかに情報を伝えることってあるよね。
でも、ちょっと待って──
それ、本当に正しいかな?
まちがった情報を広げてしまうと、知らないうちにだれかをこまらせたり、うわさを大きくしたりしてしまうことがあるんだ。

❗ こんなこと、していない?
- 📌「これヤバい!って聞いたよ」と、すぐ友だちに送る
- 📌SNSで見た動画を、内容をよく見ずにリポスト
- 📌誰が言ったかわからない話を「本当らしいよ」と伝える
こうした行動も、フェイクニュースを広げる手伝いになってしまうことがあるんだ。
✨ 伝える前に考えてみよう!
- 1.これは正しい情報?(出どころ・日付・信頼できる?)
- 2.本当に伝えるべきこと?(人をこわがらせたりしない?)
- 3.自分の言葉で伝えてる?(うわさのコピペじゃない?)
この3つを確認すれば、「情報を正しく伝える人」になれるよ!
💬 チャレンジしてみよう!
「伝える」って、じつはとても責任があること。
ポスター?発表?動画づくり?プログラミング?
情報の送り手になるときは、「その先にいる人のことを考える」ことが大切なんだ。
05|コラム
「ほんとうかな?」と考える力が、じつはすごく大事!

今の時代、インターネットを使えば、だれでもかんたんに情報を受けとったり、発信したりできるようになったよね。
とっても便利だけど、だからこそ、「情報を正しく見わける力」= 情報リテラシー が、とても大切なんだ。
💡 情報リテラシーってなに?
リテラシー(literacy)とは、「読み書きできる力」のこと。そこから広がって、情報リテラシーは、➡️「たくさんある情報の中から、正しいものをえらび、使いこなす力」なんだ。
🧠 情報リテラシーを育てるには?
- 「これ、ほんとう?」とまず考えるくせをつける
- 情報の出どころや信ぴょう性をチェックする
- SNSやAIが出す情報も、うのみにしないで自分の目で見る
こうした力を少しずつ身につければ、だまされにくくなったり、人に正しく伝えられたりするようになるよ!
🌱 「知る力」「見わける力」「伝える力」
この3つがそろうと、どんな情報社会でも安心して生きていけるはず。ちょっとずつ、いっしょに育てていこうね!
06|この章のポイント
「情報を見わける力」が、これからのじぶんを守る!
フェイクニュースは、まちがった情報やウソのニュースのこと。気をつけよう |
AIがつくった情報もまじっているので、うのみにしないことが大切 |
伝える前に立ち止まることで、まちがった情報を広げずにすむよ |
正しい情報をえらび、伝える力のことを、「情報リテラシー」っていうんだ |
「これってほんとう?」と考えるくせが、自分やまわりを守る第一歩! |
07|ミニクイズ
〇 理解度チェック!
Q1. インターネット上にある情報について、正しくないものはどれ?
Q2. フェイクニュースとは、どんな情報のこと?
Q3. AIがつくった情報で気をつけたいのはどれ?
Q4. 情報を伝えるときに大切なのはどれ?
Q5. 「情報リテラシー」とは、どんな力?