第4章
アイデアをかたちにしよう

ICTを学ぼう中級編

01|この章で学ぶこと

✨ ICTを使つかって「やってみたい!」を実現じつげんしよう

このしょうでは、「自分じぶんのアイデアをかたちにする」ってどういうこと?をかんがえていきます。ICTを使つかえば、やってみたいことを工夫くふうして実現じつげんすることができるんだ。

調しらべたり、まとめたり、つたえたり、つくったり── みんなの「やってみたい!」にぴったりの使つかかたを、いっしょにつけていこう!

02|テーマをめよう

🧠 つたわりやすくととの理しよう!

アイデアがまとまってきたら、つぎは「どうやってつたえるか」をかんがえてみよう。たとえば、ICTを使つかってポスターをつくるときにも、文章ぶんしょうのならべかたかた工夫くふうすると、ひとにもっとつたわりやすくなるんだ。

テーマを決めよう

まとめかたのコツって?

情報じょうほうをただならべるだけじゃなくて、

  • どの順番じゅんばんつたえるか
  • 何を一番いちばん目立めだたせるか

意識いしきしてみよう。自分じぶんおもいがしっかりとどくように、レイアウトや言葉ことば使つかかた工夫くふうしてみよう。

チェックポイント

  • 📌「いたいこと」が1つにしぼれているか
  • 🗂️ つたえる順番じゅんばんが、ひとにとってわかりやすいか
  • 🎯 一番いちばんつたえたいことが、目立めだつように工夫くふうされているか
  • 🖋️ ことばの表現ひょうげんがやさしく、相手あいてわせているか

💬 ちょっとかんがえてみよう!

ひとにちゃんとつたわるかどうか、気持きもちになって見直みなおしてみよう。「んだひとがどうおもうか?」を想像そうぞうして工夫くふうすることが、ICTでの表現ひょうげんをもっとよくするコツだよ!

03|計画して、役わり分担

🗂️ チームでやるときは、はじめの「はない」が大事だいじ

ICTを使つかってなにかをつくるとき、1ひとりすすめることもあれば、グループですすめることもあるよね。

みんなで協力きょうりょくするには、「だれが、なにを、いつまでにやるか」をはっきりさせておくことが大切たいせつなんだ。

役わり分担

🟦 「計画けいかくする」ってどういうこと?

計画けいかくとは、「やることを整理せいりして、順番じゅんばんやスケジュールをかんがえること」。いきなりつくはじめるのではなく、まずははなって、全体ぜんたいながれややくわりをめておこう。

チェックポイント

  • 🗓️ いつまでに、どこまでつくるかまっている?
  • 👩‍💻 だれが、どのパートを担当たんとうするかはなった?
  • 📋 それぞれの作業さぎょうにどんな道具どうぐ(アプリなど)が必要ひつよう確認かくにんした?
  • 📞 わからないとき、どう連絡れんらくうかめてある?

💬 ちょっとかんがえてみよう!

チームで協力きょうりょくするには、「つたえあうちから」と「自分じぶん担当たんとうをやりきるちから」が必要ひつようだよ。「なにをする?」「どこまでやる?」をはっきりさせて、いいチームで作品さくひんづくりをしよう!

04|まとめて発表しよう

📝 つたえたいことを、わかりやすくまとめてみよう!

調しらべたりかんがえたりしたことを「どうつたえるか」もとても大切たいせつちからだよ。

ICTを使つかえば、やすいスライドをつくったり、グラフや写真しゃしんれたりして、つたえたいことをもっとわかりやすくまとめることができるんだ。

まとめて発表

🟦 「まとめる」って、どういうこと?

まとめるとは、「だいじなことを整理せいりして、つたわりやすくすること」。

自分じぶんかんじたことや発見はっけんしたことを、相手あいてにとってもわかりやすくつたえるために、ICTはとても役立やくだつよ。

チェックポイント

  • 💡「なに一番いちばんつたえたいか」がはっきりしている?
  • 🖼️ 写真しゃしんなどをれて、やすく工夫くふうしている?
  • 📊 グラフを使つかって、数字すうじをわかりやすくしている?
  • 👂 発表はっぴょうするとき、いているひと理解りかいしやすいようにはなしている?

💬 ちょっとかんがえてみよう!

せっかくがんばって調しらべたり、かんがえたりしたこと──つたわらなかったらもったいないよね!
「どうしたらわかりやすくなるかな?」と工夫くふうしながら、ICTを使つかってつたえるちからものばしていこう!

05|コラム

プロジェクト学習がくしゅうのすすめ

プロジェクト学習のすすめ

「こんなものがあったらいいのに」っておもったこと、ない?
たとえば、あめにランドセルがびしょぬれになって「ぬれないカバーがほしいな」とおもったり、スマホをさわるおばあちゃんをて「もっとわかりやすかったらいいのに」ってかんじたり。

そんな、なんでもない日常にちじょうの「ちょっとこまった」や「こうだったらいいのに」という気持きもちが、すごいアイデアのタネになることがあるんだ。

アイデアって、天才てんさいだけがひらめくものじゃない。学校がっこうでの体験たいけんいえつけた工夫くふうともだちとのおしゃべりのなかにも、ひらめきはひそんでいるよ。
「あっ、これってどうにかできないかな?」そんなちいさなづきを、大切たいせつにしてみて。
それが、だれかのやく発明はつめいや、たのしい作品さくひんになるかもしれないよ。

06|この章のポイント

🎨 ICTでアイデアをかたちにするには、どんなちからがひつようだったかな?

アイデアをおもいつくだけじゃなく、それを「どうやってかたちにするか」をかんがえるちから大切たいせつだよ。工夫くふうとチームワークで、じぶんだけのすてきな作品さくひんをつくってみよう!

📌 ポイント
ICTを使つかえば、「やってみたい!」という気持きもちをかたちにできる
くわしい計画けいかくや、役割やくわり分担ぶんたんがあると、チームでうまくすすめやすくなる
作品さくひんをつくるときは、工夫くふう改善かいぜんもだいじ。ふりかえってよりよくしていこう
発表はっぴょうやプレゼンでつたえることも、プロジェクトの大事だいじ一部いちぶ
「どんな道具どうぐを、どう使つかうか?」をかんがえることが、表現ひょうげんちからにつながる

07|ミニクイズ

理解度りかいどチェック!

Q1. アイデアをかたちにするために、まず大切たいせつなのは?

Q2. チームでプロジェクトをする時に大切たいせつなのは?

Q3. プレゼンテーションでをつけたいことは?

Q4. 計画けいかくてるときに、やるとよいことは?

Q5. 作品さくひんをよりよくするには、どうしたらいい?