01|この章で学ぶこと
スクラッチを使って、じぶんのアイデアを形にしてみよう
この章では、「プログラミング」ってなに?というところから、じぶんのアイデアをコンピューターに伝える考え方やしくみを学びます。
とくに、子ども向けのプログラミングツール「スクラッチ(Scratch)」を使って、キャラクターを動かしたり、音やセンサーで反応させたり、ゲームのような作品を作ったりといった、さまざまなことができるしくみを学んでいきます。
プログラミングを学ぶと、コンピューターとうまくコミュニケーションをとる力が育って、じぶんの「やってみたい!」を形にできるようになるよ。
02|アルゴリズムってなに?
アルゴリズムというのは、「やり方の順番」のことをいうよ。
たとえば、朝のじゅんばんもアルゴリズムのひとつ
- 朝おきる
- 顔をあらう
- ごはんを食べる
- 学校へ行く
プログラミングでも、どんな順番でキャラクターを動かすかを考えることが大切なんだよ。
Scratchでは、「〇歩うごく」「ねこがしゃべる」「ジャンプする」などの動きを、順番にブロックでならべてアルゴリズムを作ることができるんだ!

覚えておこう!
💡 アルゴリズムって、じつは毎日の生活にもかくれているんだね!
03|スクラッチでゲームを作ろう
Scratchを使えば、かんたんなゲームを自分で作ることができるよ!
ゲーム作りの基本は、「はじまりの合図」「キャラクターの動き」「ゴールのしかけ」の3つを考えること。
たとえば、「ねこがジャンプしてリンゴを取るゲーム」では…
- 🟢 「緑の旗」を押したらスタート!
- 🐱 ねこがジャンプしたり、左右にうごく
- 🍎 リンゴにふれると「やったね!」とメッセージが出る

覚えておこう!
ブロックをならべていくだけで、自分だけのオリジナルゲームが作れるのがScratchのたのしいところ!
アイデアしだいで、クイズや迷路、シューティングなどいろんなジャンルにチャレンジできるよ。
04|センサーや音で動かそう
Scratchでは、マイクの音やカメラの動きに合わせて、キャラクターを動かすこともできるんだよ。
たとえば、こんなことができるよ
- 🎤 大きな声を出すと、キャラがジャンプ!
- 🎥 カメラに手をかざすと、キャラが移動!
- 🎶 音に合わせて、キャラクターが踊る!
これはセンサーの働きを使っていて、Scratchではブロックを組み合わせるだけでできるんだ。

💡 さらに楽しく!
ゲームや作品にセンサーの動きを取り入れると、見ている人もいっしょに参加できるような、もっと楽しいプログラムが作れるよ!
05|コラム
プログラミングでつながる世界

プログラミングは、ゲームを作るだけのものじゃないんだ。いま、世界中の人たちがプログラミングを使って、さまざまなことにチャレンジしているよ。
たとえば、他の国の子どもたちとオンラインでいっしょに作品を作ったり、誰かの困っていることを解決するアプリを考えたり、ロボットやドローンを動かすプロジェクトに参加したりすることもあるんだ。
Scratchのサイトでも、世界中からいろんなアイデアが集まっていて、コメントを送りあったり、作品をリミックスしたりして交流することができるよ。
プログラミングを通して、アイデアでつながることができる世界。それって、ちょっとワクワクしない?💡
06|この章のポイント
プログラミングは、やりたいことを順番に考えて、コンピューターに伝えることです。
Scratchを使えば、キャラクターを動かしたり、音を出したりしながら、自分のアイデアを形にできます。楽しくチャレンジしながら、「考えて作る」力をのばしていきましょう!
プログラミングとは、やりたいことを順番に考えて伝えることだよ。 |
アルゴリズムを使って、どんな手順で動かすかを決めることができるよ。 |
Scratchでは、キャラを動かしたり音を出したりして、自分だけの作品を作れるよ。 |
センサーやマイクなどを使うと、まわりの世界とつながった動きも作れるんだ。 |
アイデアを形にするって、すごく楽しい!いろいろチャレンジしてみよう! |
07|ミニクイズ
〇 理解度チェック!
Q1. プログラミングで大切な「アルゴリズム」とは何のこと?
Q2. Scratchでゲームを作るとき、大切な3つのポイントにふくまれないのはどれ?
Q3. Scratchのセンサーを使ってできることはどれ?
Q4. Scratchを使うと、どんなことができる?
Q5. 世界中の人とプログラミングでつながるには、どうすればよい?