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こんな悩み、ありませんか?

子どもがスマホを持ち始めた頃から、LINEグループのことが気になりはじめた保護者はとても多いです。

よくある悩み①

「LINEグループで何を話しているか気になる。でも"見せて"と言ったら、プライバシーの侵害になるのか、子どもに嫌われるのか不安で言い出せない」

よくある悩み②

「最近、子どもがスマホを手放さない。夜遅くまでLINEを見ている。何かグループで問題が起きているのか、でも聞いても"別に"としか言わない」

よくある悩み③

「こっそりスマホを見てしまったら、グループで悪口のやり取りを発見。怒っていいのか、どう話せばいいのか、子どもとの関係が悪化しないか怖い」

どれも「子どもを守りたい」という気持ちからです。ただ、関わり方を間違えると、子どもが親に相談しなくなるという逆効果を生むこともあります。

57%
ネットいじめの被害・目撃経験がある中学生の割合(文部科学省 令和5年度) ネットいじめの主な舞台は、クラスのLINEグループや個別のトーク。特に「グループ外し」(グループから削除・退会させる)は、表面上は分かりにくいため気づくのが遅れがちです。
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「見ていい?」の前に知っておくべきこと

LINEグループへの関わり方には、「やりすぎ」と「放置」という2つの落とし穴があります。どちらも子どもを守ることになりません。

📏 LINEへの関わり方「ちょうどいい距離感」
❌ 監視しすぎ
こっそり読む
毎日チェック
内容に口出し
✅ ちょうどいい関心
日常会話で様子を知る
困ったら見せてと伝える
変化があれば聞く
❌ 完全放置
まったく関わらない
トラブルに気づけない
相談できない関係
「信頼を失い、隠す・うそをつくようになる」
「何かあれば話してくれる関係が続く」
「被害が深刻化しても気づけない」

✅ やっていいこと/❌ 避けた方がいいこと

✅ 関心として OK

子どもの安全を守りながら信頼を維持する関わり方

「最近LINEどんな感じ?」と日常会話で聞く
「困ったことがあったらいつでも見せてね」と事前に伝える
様子が変わったときに「何かあった?」と声をかける
子どもが自分から見せてきたときは一緒に見る
LINEのトラブル事例を「ニュースの話」として話し合う
❌ 監視になる NG

信頼を壊し、かえって相談しにくくなる関わり方

子どもが寝た後にこっそりスマホを開いて読む
毎日「LINEを見せなさい」と命令する
読んだ内容を子どもへの叱責に使う
グループのやり取りを他の保護者に話す
子どもに無断でグループに介入する
⚠️「こっそり見る」は一時的な安心、長期的なリスク
こっそり見て問題を発見できたとしても、「なぜ知っているの?」と子どもに聞かれた瞬間に信頼が崩れます。その後、子どもはLINEの通知を消したり、別のアプリに移行したりして、むしろ見えにくくなるケースがほとんどです。

📱 LINEの「グループ外し」とは

近年のネットいじめで特に多いのが「グループ外し」です。外からは見えにくいため、気づいたときには深刻な状態になっていることがあります。

🚫 グループ外しの典型的なパターン

「クラス全員のグループ」から1人だけ抜かれ、本人の悪口を言うグループが作られる
グループに招待されず、「みんな既読なのに自分だけ知らない話」が増える
グループに残っているのに、自分へのメッセージには誰も返信しない「既読スルー」が続く

※出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

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トラブルに気づく「早期サイン」7つ

LINEを直接見なくても、子どもの様子を観察することでトラブルの兆候に気づけます。以下が早期のサインです。

💡 該当するサインをタップして確認してみてください

💡 各カードをタップして、お子さんの様子を確認してみましょう。

🚨 トラブルが疑われたときの対応ステップ

1

まず子どもの話を全部聞く(評価しない)

「それはあなたにも問題がある」「なぜもっと早く言わなかったの」は禁句。まず「そうだったんだ、大変だったね」と感情を受け止めます。親が評価・批判すると、子どもは次から話さなくなります。

2

証拠を保存する(スクリーンショット)

問題のあるメッセージ・画像はスクリーンショットで保存します。LINEはメッセージが削除されることがあるため、早めに証拠を残しておくことが重要です。

📌 相手のアカウント名・日時・やり取りの流れがわかるようにまとめて保存
3

子どもの意思を確認してから学校に相談する

「先生に相談していい?」と必ず確認します。親が勝手に動くと「また余計なことをした」と子どもが傷つくことがあります。子どもが「嫌だ」と言う場合は、理由を聞いたうえで一緒に方法を考えます。

4

深刻な場合は外部の専門機関へ

学校が動いてくれない・状況が改善しない場合は、教育委員会・警察(#9110)・法務省の「こどもの人権110番」に相談できます。一人で抱え込まないことが大切です。

📞 法務省「こどもの人権110番」:0120-007-110(無料)
💬

家庭でできる、会話のヒント

「LINEを見せなさい」という命令より、「話したくなる雰囲気を作る」ことが大切です。

【日常から】LINEの話を自然に引き出す

🍜 夕食後のリラックスした時間
👩
最近クラスってどんな感じ?LINEとかにぎやか?
🧒
まあ普通かな。○○ちゃんと◯◯くんがなんか揉めてるっぽいけど
👩
そっか、クラスってそういうこともあるよね。あなたは大丈夫?
💡「LINEを見せなさい」ではなく、「LINEどんな感じ?」と話のきっかけを作ります。否定せず、興味を持って聞くことで子どもが話しやすくなります。

【様子が変だと感じたとき】直接聞く前にまず気持ちを聞く

😶 最近元気がなく、スマホばかり見ている
👩
最近ちょっと元気なさそうに見えるけど、なんかあった?
🧒
…別に
👩
そっか。無理に話さなくていいけど、何かあったらいつでも話してね。LINEのことでも、なんでも。
💡「別に」と言われても追い詰めない。「いつでも話せる」という安心感を積み重ねることが、本当に困ったときの相談につながります。

【グループで問題が起きたとわかったとき】

😢 「グループから外された」と泣きながら話してきた
🧒
…クラスのグループから外されてた。みんな知ってたのに私だけ知らなくて
👩
それはつらかったね。話してくれてありがとう。…どんな気持ち?
🧒
悲しいし、恥ずかしいし、怒ってる
👩
そうだよね、全部感じていい。一緒に考えよう。先生に話すのはどう思う?決めるのはあなただから、どうしたいか教えて。
💡 最初の言葉が大事です。「誰にやられたの」「なんで」より先に、感情を受け止めます。「どうしたいか」を子どもに聞くことで、子どもが主体的に動く力が育ちます。

menu_book この記事の参考資料・出典

  • 文部科学省(2024)「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」— ネットいじめの件数・手口の傾向
  • 総務省(2023)「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」— LINE等SNSのトラブル事例
  • NTTドコモ モバイル社会研究所(2024)「中高生のスマートフォン・SNS利用実態」— 中学生のLINE利用率80%超
  • こども家庭庁(2023)「令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」— ネットトラブルの相談経路
  • 法務省「こどもの人権110番」(0120-007-110)
  • 文部科学省「いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携等の徹底について」
📱 公式LINEで相談・最新情報を受け取る

よくある質問

Q1. 子どものLINEを親が見てもいいですか?
A. 「見る権利があるか」より「どう関わるか」が重要です。こっそり見るのは信頼を壊すリスクがあります。「困ったことがあればいつでも見せてほしい」と伝えておき、子どもが自発的に話せる関係を作ることが長期的に効果的です。
Q2. 子どもがLINEグループでいじめられているか、どう気づけますか?
A. スマホを見る時間が突然増えた・食欲がない・学校の話をしなくなったなどの変化が早期サインです。「最近LINEでなにかあった?」と直接聞くより、「最近どんな感じ?」と日常の延長で聞く方が話してもらいやすいです。
Q3. LINEグループで仲間外れにされていたら親はどう動けばいいですか?
A. まず子どもの話をすべて聞き、感情を受け止めます。証拠となるスクリーンショットを保存し、子どもの意思を確認してから学校の担任に相談することが基本です。子どもの意思を確認せず親が勝手に動くと状況が悪化することがあります。
Q4. LINEグループを親が管理・監視することはできますか?
A. 技術的には難しく、かえって信頼関係を損なうリスクがあります。フィルタリングでLINEの使用自体を制限することは可能ですが、完全なブロックは友人関係に影響することもあります。「どのグループに入っているか」「夜何時以降は使わない」などのルールをあらかじめ話し合って決めておくことが現実的です。