いつも明るくて友達の多いみゆちゃんでしたが、ある日から急に元気がなくなりました。お母さんが心配して聞いてみると...
話を聞いてみると、クラスメイトがみゆちゃんの写真を勝手にSNSに投稿し、他の人からからかわれるコメントが次々と付いていました。学校では普通に話しているのに、ネット上では悪口を言われ続けている状況。
「学校にいる時も、家にいる時も、いつも不安で...」 お母さんはすぐに学校に相談しました。証拠の保存、関係者への聞き取り、投稿の削除要請など、これから学ぶ対応方法を実践することで、みゆちゃんは安心を取り戻すことができました。
インターネットやスマートフォンなどを使って行われるいじめのことです。SNS、メッセージアプリ、オンラインゲーム、動画サイトなど、様々な場所で起こります。従来のいじめと違って、24時間続く可能性があり、証拠が残りやすく、多くの人に見られてしまう特徴があります。
オンライン脱抑制効果による責任感の低下:顔が見えない環境で、普段なら言わないような言葉を使ってしまう
相手の反応が見えない:表情や声のトーンが分からず、相手の気持ちを想像しにくい
群集心理の働き:「みんながやっているから」という理由で参加してしまう
デジタル感覚の麻痺:画面上の出来事を「現実ではない」と錯覚してしまう