「みんな、今日は算数の発表をしてもらいます」と先生が言いました。手を挙げる子どもたちがいる一方で、下を向いてしまう子、そわそわしている子もいます。
「発表は苦手だけど、絵を描くのは得意」
「文字を読むのに時間がかかるけど、話を聞くのは好き」
「みんなの前に出ると緊張してしまう」
一人ひとり違う特性を持つ子どもたち。みんなが自分らしく参加できる方法はないでしょうか?
従来の「みんな同じ方法で学ぶ」教育では、参加が困難な子どもたちがいることが分かってきました。ICT(情報通信技術)を活用することで、一人ひとりの特性に応じた学習方法を提供し、すべての子どもが自分らしく学べる環境を作ることが可能になったのです。
「宿題になかなか取り組めない」 → タブレットのアプリなら集中して取り組める
「字を書くのが苦手」 → キーボード入力なら思考を表現できる
「集中が続かない」 → 短時間の動画学習なら最後まで見られる
「人前で発表が苦手」 → 録画機能で何度でも練習できる
「板書が苦手な児童」 → タブレットで写真を撮って記録
「発言が少ない児童」 → チャット機能で積極的に意見投稿
「理解に時間がかかる児童」 → 個別ペースで繰り返し学習
「得意分野が活かせない児童」 → デジタル作品制作で才能発揮