にじいろ小学校でICT教育が始まった当初、先生一人ではすべての子どもをサポートしきれませんでした。そんな時、6年生のゆうま君が「僕、1年生にタブレットの使い方を教えてあげる!」と申し出ました。最初は「大丈夫かな?」と心配でしたが、結果は予想を超えるものでした。
1年生は「お兄ちゃんが教えてくれた!」と嬉しそうで、ゆうま君も「人に教えるって楽しい!」と成長を見せました。この経験から学校全体で「子どもたちがお互いに教え合い、支え合う」仕組みが生まれ、ICT スキルだけでなく、思いやりや責任感も育つ環境ができあがりました。
子どもたち同士の学び合いは、技術習得以上の豊かな学びと成長をもたらします。
大人が管理する学習環境から一歩進んで、「子どもたちが自主的に学び合い、教え合い、支え合う」自律的な学習コミュニティを構築する技術を学びます。年齢や能力の違いを活かし合い、全員が「教える人」「学ぶ人」「支える人」になれる環境設計が目標です。