5年2組の教室で、ICTを活用した授業が始まろうとした時、次々とトラブルが発生しました。「先生、タブレットの画面が真っ白です!」「僕のは電源が入りません!」「みんなが使っているから、インターネットがつながらない!」
担任の山田先生は慌てました。ICT支援員は別の学校に行っており、誰に頼んでよいか分からない状況です。子どもたちも「今日の授業はできないの?」と不安そうな表情を見せています。
「こんな時、どうすればいいんだろう?」「トラブルを防ぐ方法はなかったのかな?」「子どもたちを失望させてしまった...」
でも実は、このような状況こそが「学習の大きなチャンス」なのです。
ICTを活用すれば、トラブルは必ず起こります。大切なのは「トラブルを恐れるのではなく、適切に予防し、起きた時には冷静に対処する」技術を身につけることです。そして、トラブルを子どもたちの学びの機会に変える指導者を目指しましょう。