「タブレットが配られたから使う」「他校がやっているから」──こうした理由でICT教育を進めても、持続可能な取り組みにはなりません。
1級指導者には、「なぜICTを使うのか」「ICTで何を実現したいのか」を言語化し、学校全体で共有する力が求められます。
ICT教育ビジョンとは、「ICTを活用して、どのような子どもを育てたいか」「どのような学びを実現したいか」を明文化したものです。学校教育目標と連動し、すべての教職員が共有できる形で策定します。
📝 ビジョン策定の5ステップ
ICT環境、教員のスキル、児童生徒の実態、これまでの取り組みを客観的に分析。強みと課題を明確にする。
3〜5年後に実現したい姿を具体的に描く。「ICTを使って〇〇ができる子ども」「△△な学びが日常的に行われている学校」など。
管理職、ミドルリーダー、一般教員、そして可能であれば保護者・地域とも意見交換。多様な視点を取り入れる。
ビジョンを簡潔な言葉でまとめ、図やイラストで可視化。職員室への掲示、学校だよりでの共有など。
年度末に進捗を評価し、必要に応じてビジョンを更新。技術の進化や社会の変化に対応する。
学校だよりをチェック:ICT教育の方針が書かれていることも
保護者会での質問:「ICTで何を目指していますか?」と聞いてみる
意見を伝える:保護者アンケートなどで期待や懸念を伝える
学校のビジョンを理解することで、家庭での支援も的確になります。
管理職への提案:ビジョン策定の必要性をデータで示す
ワークショップの企画:教職員が参加しやすい形式で
先進校の事例収集:他校のビジョン例を参考に
1級指導者として、ビジョン策定プロセス全体をファシリテートしましょう。