かつてICTは「障害のある子どものための特別な道具」と捉えられていました。しかし現在は、すべての子どもの学びを保障する基盤として位置づけられています。
眼鏡をかけることが「特別」ではないように、ICTを使って学ぶことも「自分に合った学び方の選択」として当たり前になりつつあります。
インクルーシブ教育とは、障害の有無にかかわらず、すべての子どもが共に学ぶ教育のあり方です。「分離」ではなく「包摂(インクルージョン)」を目指し、一人ひとりの違いを尊重しながら、同じ場で学べる環境を作ります。
アクセシビリティの確保:読み上げ、拡大、音声入力などで情報へのアクセスを保障
多様な表現方法:文字・音声・画像・動画など、自分に合った方法で表現できる
個別最適な学習ペース:一人ひとりの理解度に合わせた学習が可能
「うちの子だけ特別扱い?」 → ICTは全員の選択肢。使うことで自信がつく子も多い
「甘やかしでは?」 → 眼鏡と同じ。困難を補う道具は「ずるい」ではない
「診断がないと使えない?」 → 診断の有無に関係なく、必要な支援は受けられる
子どもの「できない」ではなく「こうすればできる」に注目しましょう。
全員への提示:支援ツールは特定の児童だけでなく、全員に選択肢として提示する
スティグマの回避:「あの子だけ特別」と思われない環境づくり
UDLとの連携:第1章で学んだUDLの考え方がインクルーシブ教育の基盤
「この子には無理」ではなく「どうすればできるか」を考える姿勢が重要です。